About
守破離、
工芸の未来へ
雲州弘光 現「鍛冶工房 弘光」は江戸時代のたたら操業をルーツにもち、時代に合わせ打刃物、小農器具、生活用具の他、玉鋼、和鉄による刀剣鍛錬の鍛冶業を受け継ぎ、出雲の鉄文明・技術を作品に昇華し現代に継承しています。
この伝統の技術を生かし、「鍛月」ブランドとして新しい作品への取り組みが始まりました。
伝統を守りながらも、次の領域へむけて殻を破り、新しい価値創出へ進んでいく。
守破離という言葉を借りれば、この『鍛月』フライパンを生み出すことは 破 の段階でもあります。
次の 離 へ向け、「鍛月」はさらなる挑戦へ向かいます。
古の伝統と風土が息づく
島根という地
私たちが暮らす島根県は古来より伝統と文化が深く日々の暮らしに根付き、民藝を中心に多くの美しく力強い伝統工芸が生まれ、育ちました。
しかし一方で多くの方から山の陰に隠れた地域として認識され、ごく限られた方以外には知られない状況が続きました。
光が当たることで、
輝く山陰の名月たち
工芸品の他にも雲南市吉田町のこだわりのたまご天佑卵や軍鶏肉、唐辛子などのスパイス、奥出雲町の仁多米に舞茸、ジビエとして人気が出つつあるイノシシ肉のソーセージ、恵まれた清流から生まれる日本酒にクラフトビールなど、山陰には作り手がこだわりをもって生まれ育てた多くの食材があります。 これらの数々をフライパンとともに、この地域の生活、文化、風土を感じる逸品としてとしてユーザーに届けていきたいと考えています。
月をめでるように
丁寧な日々の暮らしを
古くは平安時代より、日本人は月を愛でつつ酒茶を嗜み、時には詩歌や管弦を愉しんでいました。
昨今のアウトブームでこの地域も注目を集めつつありますが、そこからもう一歩深いところにある山陰の風土の魅力を、鍛月のフライパンと多くの隠れた名品とともに 月見の文化 という形で再興していきます。